MARK ROTHKO展
【フォンダシオン ルイ・ヴィトン】
2023年10月18日 − 2024年4月2日
フォンダシオン ルイ・ヴィトンでは現在、20世紀アメリカを代表する抽象表現主義の画家マーク・ロスコ(1903-1970)の展示会を開催しています。
抽象表現主義とは、具体的なモチーフを持たず、純粋な美的感動を表現したスタイルのこと。1999年にパリ市立近代美術館で開催された展示会以来となる24年ぶりの開催です。
ロスコの全キャリアを辿る
ワシントンのナショナル・ギャラリーからロスコ・ファミリーの個人作品、ロンドンのテートモダンまで、世界中のさまざまなコレクションから集められた約115点の作品が一堂に会します。
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見どころ
ロスコの絵画といえば油絵の具を水彩のように薄く溶き、何層も塗り重ねることによって生み出される深い透明感が特徴的。
感情の奥深くが揺さぶられるような、瞑想や祈りに近いものを感じる人も多いのではないでしょうか。ある人は喜びや癒やしを、対して哀しみを感じる人がいるかもしれません。
Je suis devenu peintre car je voulais élever la peinture au même degré d’intensité que la musique et la poésie.
私が画家になったのは、絵画を音楽や詩と同じレベルにまで高めたかったからです。“
同展では、ロスコ絵画の初期(ニューヨークの地下鉄のような都市風景)から始まり、古代神話やシュルレアリスムにインスピレーションを受けた作品、抽象表現主義への転換を遂げ「マルチフォーム」というスタイルへと移行した1946年以降の作品まで、ロスコの全キャリアを辿ることができます。
ロスコの作品を通して、自分自身を見つめ直すことができるような、特別な空間。
ぜひ会場で体感してみてはいかがでしょうか。
INFORMATIONS
会期 | 2023年10月18日 − 2024年4月2日 |
会場 | フォンダシオン ルイ・ヴィトン |
住所 | 8, Avenue du Mahatma Gandhi Bois de Boulogne, 75116 Paris |
開館時間 | 月木水 11:00-20:00、金−21:00、土10:00-20:00 |
休館日 | 火曜日 |
料金 | 16€(26歳以下10€、18歳以下5€、3歳以下無料) |
アクセシビリティ | ・身体の不自由な方もアクセス可能 ・障がいをお持ちのと方とその同伴者は入場無料で優先入場 |
公式サイト | https://www.fondationlouisvuitton.fr/en |