マルセイユ

パリ五輪聖火リレー

フランス全土の旅に出発!

オリンピック聖火は平和、団結、そして人々の友情の象徴です。

2024年4月16日、かつて古代オリンピックが開催されたギリシャのオリンピアの聖地での式典で太陽の光によって点火。

その後、聖火は歴史的な船「ベレム号」に乗って地中海を渡り、5月8日にマルセイユに到着しました。

2024年パリオリンピックへのカウントダウンが続く中、聖火はセーヌ川での開会式まで、フランスの400の町や都市を通過する壮大な旅へと出発しています。

オリンピック聖火の旅とともに、新しい角度からフランスの歴史やアートを巡る旅に出発いたしましょう!

目次
1.聖火到着‐マルセイユの歴史
2.11,000人の聖火ランナーでつなぐ
3.トーチのデザイン
4.見逃せないマルセイユのアートスポット5選
5.オリンピック聖火、次の街はゴッホゆかりの地

マルセイユに聖火到着!フランス最古・最大の港町

聖火は5月8日にマルセイユに到着。

フランスの第3の都市であるマルセイユは、紀元前600年頃、古代ギリシャの都市フォカイアが建設した港町で、フランス最古・最大の港町として知られています。

また、アートギャラリー、あらゆる種類のクリエイター、ショップ、ミュージシャンが集まる芸術家たちの出会いの場。ストリートアートの地区としても有名です。(この記事の最後に、マルセイユのアートスポットを紹介しています。)

そんな魅力溢れる港町マルセイユから、聖火の旅がスタートです!

11,000人の聖火ランナーでつなぐ

ギリシャから最終目的地のパリまでの旅で、聖火は11,000人の「聖火ランナー」によって運ばれます。

最初の聖火ランナーは、水泳選手でオリンピック金メダリスト、4度のメダル獲得経験を持つフローラン・マナドゥ。そして聖火のバトンは、マルセイユ出身の歌手でラッパーのJulに渡り、聖火台に火を点けた。

歌手のJulは、フランス全土で何百万人ものファンを魅了し、事務所に属さずとも彼のパフォーマンスだけで10年間で820万枚を超えるアルバムを売り上げました。

これはフランスのラップ史上最高であり、過去10年間のあらゆる音楽ジャンルの中でも最高記録。

11,000人の聖火ランナーには、有名人や素晴らしい経験、物語を持った人々が選ばれています。

トーチはリサイクルされた鉄で作成

聖火

オリンピックとパラリンピックの聖火を運ぶトーチは、フランス人デザイナーのMathieu Lehanneurがデザイン。

儀式的であると同時に魔法のようなトーチは、神話的なもの。

団結と共有の象徴として、トーチはオリンピック開幕の鍵となるものです。何千キロもの距離を移動し、陸と海を越えて手から手へと渡されます。

パリオリンピックのトーチは、パリ2024の3 つのテーマ「平等、水、平和」からインスピレーションを得ています。リサイクルされた鉄でできているんです。

約2か月半で、聖火は400の町や都市を訪れ、フランス全土の人々とのつながりを生み出します。


マルセイユで見逃せない!アートスポット5選

文化と歴史が深く根付いたマルセイユは、2024年のオリンピックの聖火の開催地となり歴史的な瞬間をむかえました。

アートを感じられるスポットもたくさんあるんです。

1.ヨーロッパ・地中海文明博物館 (MuCEM)

地中海に面したロケーションと美しいデザインが魅力的な建物。ヨーロッパと地中海の文化・文明をテーマにした大きな博物館です。

文化財と自然が融合した広さ4万㎡の施設に造形芸術品、古文書・遺物等などの歴史史料はじめ、写真やオーディオ資料等、そのコレクションは約100万点。

マルセイユ観光で必ず訪れたいスポットです。

Informations

住所1 Esp. J4, 13002 Marseille
営業時間10:00 − 19:00 
定休日火曜日
料金大人11€
アクセシビリティベビーカー&車椅子の方も入場可能
公式サイトhttps://www.mucem.org/

2.ストリートアートを楽しむなら、パニエ地区

いたるところにアートが溢れているマルセイユですが、そんな中でも外せない場所がマルセイユの中でも一番古い街のパニエ地区。

多くのアーティストが住み、バーやレストラン、アーティストとの出会いの場。アパートが密集する中で、いたるところにアートが溢れています。

ストリートアートは長年、マルセイユの都市景観の一部となっており、有名なモニュメントや美術館と同様に、街の魅力を高めています。

マルセイユを訪れたらぜひ。


3.シャトー・ディフ

旧港から船で約30分のところにあるイフ島。フランソワ1世の命令により1524年に建てられ、1580年からは牢獄として使用されていました。

日本でも知名度の高い、アレクサンドル・デュマの小説「岩窟王(モンテ・クリスト伯)」の舞台としても知られています。

城内には、かつて囚人が過ごした牢獄や、壮大な眺望を楽しむことができる展望台など、見どころがたくさん。

シャトー・ディフ内は路面状況が悪い場所が多いため、ベビーカー・車椅子は利用できません。歩きやすい服装と靴がおすすめ!

Informations

住所Embarcadère Frioul If, 1 Quai de la Fraternité, 13001 Marseille
営業時間10:00 − 18:00 
定休日なし ※不定休あり
料金大人7€ 26歳未満無料
アクセシビリティベビーカー&車椅子の利用はできません
公式サイトhttps://www.chateau-if.fr/

4.マルセイユ美術館

マルセイユ美術館は、建築家のアンリ・エスペランデューによって建てられた、16世紀から19世紀の作品を展示している美術館。

1893年に建てられたロンシャン宮の中にあり、常設のコレクションは全て無料で楽しめます。

小さな美術館ですが、美しいロンシャン公園を散策がてらにおすすめしたい無料のアートスポットです。

Informations

住所Palais Longchamp Aile gauche, 9 Rue Edouard Stephan, 13004 Marseille
営業時間09:00 − 18:00 
定休日月曜日 
料金無料
アクセシビリティベビーカー&車椅子の方も利用できます
公式サイトhttps://musees.marseille.fr/musee-des-beaux-arts-mba

5.ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院

ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院寺院は、マルセイユを代表する観光スポット。

丘の上にあるので、マルセイユのさまざまな場所からノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院を発見できます。マルセイユに住んでいる住民からは、優しい母という意味があるラ・ボンヌ・メールと呼ばれています。

また、ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院には、美しいマルセイユの街並みを眺められるテラスもあって高台から見るマルセイユの街並みや美しい海は、また格別。無料ですので、行かなきゃ損!

Informations

住所Rue Fort du Sanctuaire, 13006 Marseille
営業時間07:00 − 18:00 
定休日なし
料金無料
アクセシビリティベビーカー&車椅子の方も利用できます
公式サイトhttps://basiliquenotredamedelagarde.com/

オリンピック聖火、次の街は『ゴッホのゆかりの地』

アルルゴッホ

オリンピック聖火は、マルセイユからトゥーロン、マノスクを通過。

そして5月12日には南仏プロヴァンスの中心に位置するアルルに到着。アルルは、豊富な歴史遺産と美しい自然が満喫できる観光地です。

また、フィンセント・ファン・ゴッホのゆかりの地としても知られています。

次回の記事では、オリンピック聖火とともに、アルルの街でゴッホの軌跡を辿ることにいたしましょう。


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