ストラスブール観光
訪れたいアートスポット10選
フランスの東部、ドイツとの国境近くにあるアルザス地方の中心都市ストラスブールは、歴史的な建造物や美食、美術館など隣国のドイツ文化の影響を色濃く残す魅力的な観光スポットが豊富です。
市内を流れるイル川の中州に位置する旧市街は「Grande-Île」と呼ばれ、1988年にユネスコの世界遺産に登録。
またストラスブールといえば、ヨーロッパ最大級のマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)が開かれることでも有名ですね。
この記事では、世界遺産の街「ストラスブール」観光で訪れたいアートスポットを10選にまとめています。
1.Cathédrale Notre Dame de Strasbourg/ストラスブール大聖堂
ストラスブールの1番の見どころといえば、ストラスブール大聖堂。
フランスの詩人で劇作家のPaul Claudelによって「ストラスブールのバラ色の大天使」と詩的に表現されたとても美しい大聖堂です。
建物はこの地方で採れる赤砂岩を使用し、1015年から1439年という長い年月をかけて建造された高さ142mの堂々たるもの。内も外も優美な彫刻や装飾で埋め尽くされ、まさにゴシック建築の代表格です。
聖堂内部で絶対に見逃せないのは、14世紀半ばに作られたという高さ18mの世界最大級の天文時計。
現存するものは18世紀に修復されたもので、15分ごとに鐘が鳴り、12時30分になるとからくりが一斉に動き出します。
体力に自信のある方は、展望台から眺めるストラスブールの美しい街並みもおすすめ。
ヴォージュ山脈やドイツの黒い森(シュヴァルツヴァルト)まで見渡せます。エレベーターはなく、332段の螺旋階段を上る必要があるので、体力に自信のある方はいかがでしょうか。
Informations
住所 | Pl. de la Cathédrale, 67000 Strasbourg |
料金 | 無料 (展望台は有料) |
営業時間 | 08:30-11:15 12:45-17:45 |
休館日 | なし ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.cathedrale-strasbourg.fr/ |
2.Petite France/ラ・プティット・フランス
「小さなフランス」と呼ばれるこのエリアは、アルザス地方独特の切妻屋根や木骨組みの家が運河沿いに軒を連ねるメルヘンチックな場所。
イル川に囲まれたGrande-Île全体がユネスコの世界遺産に登録されています。
周辺にはレストランやカフェがたくさんあるので、街散策が楽しめます。
Informations
住所 | 6 Rue des Moulins, 67000 Strasbourg |
3.冬に訪れたら、ストラスブールのクリスマスマーケット
ストラスブールといえば、ヨーロッパ最大級のマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)が開かれることでも有名ですよね。
クリスマスの装飾オーナメントが光を浴びて輝く夜、ストラスブールは魔法のような雰囲気が漂います。
ストラスブールの中心的な広場、クレベール広場ではクリスマスマーケットの時期になると、高さ30メートルの大きなクリスマスツリーが飾られます。冬に訪れたらこの大きなツリーと写真を撮るのをお忘れなく!
ストラスブールの冬の寒さは厳しいですが、フランスの冬の風物詩Vin chaud(ヴァンショー)を飲んで体を温めてくださいね。
Informations
住所 | Pl. Kléber, 67000 Strasbourg |
4.Maison Kammerzell/メゾン・カメルツェル
カテドラル広場に面して建つメゾン・カメルツェルは、旧市街の中でもひときわ目立つ存在。石造りの1階部分は1427年に建てられ、その後1467年と1589年に増築されています。
ストラスブールで最も美しい家と称され、歴史的建造物に指定されています。
現在はレストラン兼ホテルになっており、アルザス料理が楽しめます。La choucroute‐シュークルート(ソーセージやお肉に、発酵させた酸っぱいキャペツを添えたアルザスの料理)、魚のシュークルートはお店の看板メニューですのでぜひ味わってみてくださいね!
キッズメニューもありますので子連れの方にもおすすめです。
Informations
住所 | 16 Pl. de la Cathédrale, 67000 Strasbourg |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.maison-kammerzell.com/ |
5.Barrage Vauban/ヴォーバン・ダムからの景色
ヴォーバン・ダムは、フランス軍人のヴォーバンが築いたもので都市南部に通じる道を洪水を起こして塞ぐことで、ストラスブールを侵入者から守るために17世紀末に建設されました。
今日では、ヴォーバン・ダムの目玉は屋上テラス。階段を登るとイル川とプティットフランスの美しい景色を一望できる人気の写真スポットです。
Informations
住所 | Pl. du Qur Blanc, 67000 Strasbourg |
料金 | 無料 |
営業時間 | 08:00-19:00 |
休館日 | なし ※不定休あり |
アクセシビリティ | ・エレベーターあり |
6.MAMCS/ストラスブール近代・現代美術館
ストリートアート好きの方におすすめ!
ストラスブール近現代美術館の壁には、ニューヨークのストリートアーティスト、FAILEが描いた壁画を見ることができます。MAMCSの壁を荘厳に飾る記念碑的な作品です。
また館内は、 1 階にはギュスターヴ・ドレ専用の部屋があり、2 階にはレストランと現代作品の常設展示があります。現代アートが好きな方にぜひ訪れていただきたい美術館です。
Informations
住所 | 1 Pl. Hans-Jean-Arp, 67000 Strasbourg |
料金 | 大人7.5€ 18歳未満無料 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 月曜日 |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.musees.strasbourg |
7. Musée alsacien/アルザス博物館
16世紀と17世紀の木骨造りの家屋の中にあるこの博物館では、歴史的なアルザス地方の歴史と文化について知ることができます。5000点を超える伝統的なアルザス衣装や家具、陶器や宗教的な品々まで、豊富な工芸品のコレクションがあります。
12 月にストラスブールを訪れるなら、クリスマスマーケットの期間中、アルザス博物館はモミの木や装飾が施された写真スポットです。
Informations
住所 | 23-25 Quai Saint-Nicolas, 67000 Strasbourg |
料金 | 大人7.5€ 18歳未満無料 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 火曜日 |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.musees.strasbourg |
8.Musée des Beaux-Arts de Strasbourg/ボザール美術館
マリーアントワネットや、ナポレオン1世も訪れた優雅なたたずまいのロアン宮殿の地下に3つの美術館が併設されています。
考古学博物館(Musée d’Archéologie)、17世紀後半~19世紀中頃のコレクションを収める装飾博物館(Musée des Arts décoratifs)、14~19世紀のヨーロッパ美術を展示するボザール美術館です。
ボザール美術館では中世から19世紀までの作品約850点の進化を年代順に発見できます。イタリアやフランドルの原始時代、ルネッサンス、バロック、ロマン主義、印象派の作品を鑑賞することができます。ドラクロワ、クールベ、コローなどの有名な芸術家の作品に出会えます。
Informations
住所 | 2 Pl. du Château, 67000 Strasbourg |
料金 | 大人7.5€ 18歳未満無料 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 火曜日 |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.musees.strasbourg |
9.Musée Tomi Ungerer/トミー・アンゲラー美術館
この美術館には、イラストレーターのトミー・アンゲラーが故郷ストラスブールに寄贈した14,000点の貴重な素描コレクションが収蔵されています。
コレクションはテーマ別に展示されており、子ども向けの絵、デッサン、風刺画、広告画、エロティックな作品などトミー・アンゲラーが作品の中で扱っているテーマを楽しく発見することができます。
お子さんと一緒に楽しめる美術館ですので子連れで観光する予定の方はぜひ♪
Informations
住所 | 2 Av. de la Marseillaise, 67000 Strasbourg |
料金 | 大人7.5€ 18歳未満無料 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 月曜日 |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.musees.strasbourg |
10.Aubette 1928
L’Aubette は、クレベール広場にある歴史的建造物です。
かつては軍事施設として使われていた建物は、その後レジャー施設として1765 ~ 1772 年にジャック フランソワ ブロンデルによって建設されました。
1928年代にタイムスリップしてみませんか?入場無料です!
Informations
住所 | 31 Pl. Kléber, 67000 Strasbourg |
料金 | 無料 |
営業時間 | 14:00-18:00 |
休館日 | 日、月、火曜日 |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.musees.strasbourg |
【パリ五輪聖火リレー】ストラスブールの街中を巡る
開催1カ月前となったパリ五輪の聖火リレーは6月26日、フランス東部アルザス地方で行われ、ストラスブールの街中などを駆け抜けました。
この日の最終走者は、サッカーのイングランド・プレミアリーグ、アーセナルやJ1名古屋で監督を務めたストラスブール出身のアーセン・ベンゲル氏が務め、聖火台に点火。
ベンゲル氏は、名古屋グランパスやアーセナルで監督を務めた名将であり、ストラスブール近郊の Duttlenheim 村で育ちました。
パリ五輪サッカーの競技会場はどこ?
ちなみに、パリオリンピックのサッカーの競技会場は、パリ16区にあるParc des Princes(パルク・デ・プランス)フランス最大のスポーツ施設で行われます。
この施設は1972年に建設され、1998年のFIFAワールドカップや2016年の欧州選手権など、数多くの国際トーナメントの会場となってきました。