Lille‐リール
小旅行で訪れたい
観光スポット10選!
ベルギーとの国境に近いフランス北部に位置する美しい都市、Lille‐リール。
歴史的にはフランドル、フランス、ブルゴーニュ公国の支配を経たリールは、様々な建築様式がみられる稀な町。
過去と現在の交流がもたらす豊かさを備えた多彩な都市です。
毎年9月に開催される欧州最大のフリーマーケット Braderie de Lille (リール蚤の市)は 300 万人近くの観光客が訪れています。アンティーク好きが集まります。
パリやブリュッセル、ロンドン、アムステルダムといった周辺諸国の首都から鉄道でアクセスできるという交通の便の良さも魅力のリール。
この記事では、パリから1時間、小旅行で訪れたいリールのおすすめ観光スポットを10選にまとめてご紹介します。
【Lilleリール】どんな街?
ベルギーやイギリスへと向かうフランス北部の玄関口で、街のランドマークである鐘楼は世界遺産にも登録。
フランス元大統領シャルル・ド・ゴールが生まれた街であり、文学好きの人なら「女性として初めてアカデミーフランセーズ会員に選ばれた作家Marguerite Yourcenar(マルグリット・ユルスナール)が幼少時代を過ごした場所」としても思いつくはず。
また、フランスの街中にあるパン屋さん「PAUL」もこの街が発祥なんですよ。
リール観光で名物のお菓子、1677年創業のゴーフルの「Méert」の本店は歴史的建造物に指定されており、美術館のような美しい建物。Méertで素敵な朝食の時間を過ごして、リール観光を始めましょう♪
【パリから1時間】リールで訪れたい観光スポット10選
パリからTGV(高速列車)で1時間。
滞在に余裕のある方、新しい都市を発見したい方、少し足を伸ばして北フランスの美しい都市を発見しに行きましょう。
1.世界遺産:Beffroi de Lille(リール市庁舎の鐘楼)
第一次世界大戦の際に破壊されたリール市庁舎は1924年から1932年にかけて再建され、今日ではこの街を代表する建築物となっています。
1920年代に流行したアール・デコ様式が取り入れられ、地域の伝統に根差したフランドル風ネオ・ルネサンス様式と見事に調和した外観が魅力。
市民の暮らしを見守る鐘楼は自由都市が発展した北ヨーロッパにおける象徴であり、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」としてユネスコの世界遺産にも登録。
市庁舎の塔は104m!
塔の上からは、リール市街が一望できる写真スポットです。
415 段の階段を登りますので、体力に自身のある方いかがでしょうか。。
Informations
住所 | Pl. Simon Vollant, 59000 Lille |
料金 | 6€ |
営業時間 | 10:00-13:00 14:00-17:30 |
休館日 | 月曜日 ※不定休あり |
アクセシビリティ | ・エレベーター有り |
公式サイト | https://en.lilletourism.com/ |
2.Cathédrale Notre-Dame-de-la-Treille(リール大聖堂)
リール大聖堂は、クラシックなスタイルの構造に現代的なファサードが取り付けられた非常に特別な建物。
教会内には8つのチャペルがあり、そのうちの1つはジャンヌ・ダルクのもの。チャペル内のステンドグラスも、ジャンヌ・ダルクにまつわるデザインになっています。
大きなパイプオルガンや美しいステンドグラスを眺めながら、椅子に座って静かな時間を過ごすのもおすすめです。
Informations
住所 | Pl. Gilleson, 59800 Lille |
料金 | 無料 |
営業時間 | 11:00-19:00 |
休館日 | なし ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
3.Palais des Beaux-Arts de Lille(リール宮殿美術館)
ベル・エポック期に新古典派様式で建てられた華やかな外観が印象的なリール宮殿美術館は、パリのルーブル美術館に次ぐコレクションを誇るフランス第2の美術館。
22,000平方メートルという広大なスペースに、中世から20世紀までを中心とした陶磁器やデッサン、彫刻、絵画などのコレクションが展示されています。
ルノワールやモネ、ピカソなど、16~20世紀までの画家の作品や、ルーベンスやヴァン・ダイクといったフランドル地方を代表する絵画、古美術・中世美術・近代美術まで幅広いコレクションが楽しめます。
ルーベンスの『キリスト降架』は必見ですよ。
Informations
住所 | Pl. de la République, 59000 Lille |
料金 | 大人7€、12‐29歳4€ |
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 火曜日 ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://pba.lille.fr/ |
4.リール住民のお気に入りの待ち合わせ場所、グランプラス
グランプラスは、La Vieille Bourse(旧証券取引所)やオペラハウスなどの建築物が立ち並ぶ歴史的な中心地。
別名をド・ゴール将軍広場といいます。この街出身の偉人シャルル・ド・ゴール将軍に敬意を表して第二次世界大戦後に名付けられました。
その時の象徴として1845年に建てられたのが、グランプラスの真ん中にある女神像。その右手には大砲に点火するためのトーチ、その左手は、「リール市民はここから動かない」とする意志を示すかのように、人差し指を地面に向けています。
リール市民の憩いの場、観光の休憩場所として最適です。
Informations
住所 | Pl. du Général de Gaulle, 59800 Lille |
料金 | 無料 |
5.La Vieille Bourse(旧証券取引所)
グランプラスの、正面右手に見えるのがフランドル風ルネサンス様式の傑作と名高い旧証券取引所。
この街がスペインの勢力下にあった時代に、スペイン国王フェリペ4世の許可を得て1652年から1653年にかけて建設されました。
リール市内で一番美しい建物とも言われています。
鐘楼の上には、リール証券取引所のエンブレムであり、商売の神様マーキュリー像が立っています。
中庭では古本市やフラワーマーケット、街頭チェスの会場として開かれていて、観光客にも人気のスポット。
毎年9月に開催される欧州最大のフリーマーケット Braderie de Lille (リール蚤の市)は有名で世界中から観光客が訪れ賑わいます。
掘り出し物が見つかるかもしれませんね♪
Informations
住所 | Pl. du Général de Gaulle, 59000 Lille |
料金 | 無料 |
営業時間 | 13:00-19:00 |
休館日 | 月曜日 ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
6.Le Vieux Lille(リール旧市街)
街の雰囲気を楽しみたい場合は、リール旧市街を散策するのがおすすめ。
色鮮やかなフランドル建築が立ち並ぶ狭い石畳の道は、絵画のような美しい風景を作り出しています。
晴れた日には、テラスで日光浴をしながらカフェを楽しむのに最適な場所です。
Informations
住所 | Pl. Louise de Bettignies, 59800 Lille |
7.La Piscine (ラピシーヌ美術館)
1927年から1932年にかけてアルベール バールによってアールデコ様式で建てられたルーベの旧市営プール。
2001年に美術館として修復され、 絵画、彫刻、陶器、織物、ファッションなどの豊富なコレクションが展示されています。
「フランスで最も美しいプール」と呼ばれており、リール観光でぜひ足を伸ばして訪れたいアートスポットです。
リール市内中心部から地下鉄で30分と簡単にアクセスできます。
夕日を象徴する壮大なステンドグラスの窓、展示ケースに変身したシャワー室など、プールの面影が残っています。
Informations
住所 | 23 Rue de l’Espérance, 59100 Roubaix |
料金 | 大人9€ 18歳未満無料 |
営業時間 | 11:00-18:00 土日13:00-18:00 |
休館日 | 月曜日 ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.roubaix-lapiscine.com/ |
8.La Villa Cavrois
リールをすでに知っている場合、またはすでにリール訪問に向けてリサーチを始めている方は、La Villa Cavroisがおすすめ。
この場所は、建築家でありモダニズム運動の代表者であるロバート マレット スティーブンスによって設計。
現在では、戦間期のモダンな住宅での魅力的な生活体験が見られ、建築や歴史愛好家が訪れる人気の場所となっています。
Informations
住所 | 60 Av. du Président John Fitzgerald Kennedy, 59170 Croix |
料金 | 大人11€ |
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 月曜日 ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://www.villa-cavrois.fr/ |
9.Bassin du wault
Bassin du waultは、賑やかな市街地から離れて静かな時間を過ごせる静かな川沿いのスポットです。
静かな水面に周囲の建物や木々が美しく映り込み、風景写真を撮るのにも最適。
日の出や日没の時間帯に訪れると、ドラマチックな光が楽しめます。
Informations
住所 | 20 Quai du Wault, 59800 Lille |
料金 | 無料 |
10.Musée de l’Hospice Comtesse(オスピス・コンテス美術館)
オスピス・コンテス美術館は、1237年にフランドル伯爵夫人ジャンヌが貧しい人々や病人を介護するために設立した病院だった建物を改装したものです。
数世紀前のこの街の生活を垣間見ることができる魅力的な場所です。
Informations
住所 | 32 Rue de la Monnaie, 59800 Lille |
料金 | 大人4€ |
営業時間 | 10:00-18:00 月14:00-18:00 |
休館日 | 火曜日 ※不定休あり |
アクセシビリティ | 身体が不自由な方も入場できます |
公式サイト | https://mhc.lille.fr/ |
【パリ五輪聖火】リールの観光地を通過!
オリンピック聖火は、7月26日に開幕されるパリオリンピックまで、フランス全土の旅に出発しています。
リールでの聖火リレーの様子はどうだったのでしょうか。