コルシカ島

英雄ナポレオンの生誕地

「美の島」コルシカ島

地中海に浮かぶコルシカ島は、鬱蒼とした緑、ターコイズブルーの海に囲まれた白砂など、見所が満載の世界遺産に指定された島。

豊かな自然と美しい風景は、フランス人にも人気のバカンス先で、英雄ナポレオンの故郷としても知られています。

パリから飛行機でわずか90分、地中海に浮かぶ「美の島」コルシカ島を旅してみましょう。

Impossible n’est pas français.
フランス語に不可能という文字はない。”
ナポレオンNapoléon Bonaparte
ナポレオン・ボナパルト
(1769年 ~ 1821年)

5月14日‐オリンピック聖火はコルシカ島に到着

5月14日、オリンピック聖火はコルシカ島に到着しました。

フランスの空手家、アレクサンドラ・フェラッチが、聖火を持ってポーズをとっているのは、コルシカ島アジャクシオのナポレオン・ボナパルトの像の前。

この像は、アジャクシオ市内中心部から車で5分のところにあるアウステルリッツ広場に建っています。

アジャクシオはコルシカ島最大の都市であり、ナポレオン・ボナパルトの出生地。後のフランス皇帝にまで上り詰めるナポレオンが9歳まで過ごした生家が今も残り、現在は記念館として当時の面影を伝えています。

MAISON BONAPARTE‐ボナパルトの生家

ナポレオン家

家族の歴史を伝える博物館で、アジャクシオの観光スポットです。

ナポレオンが実際に使っていた部屋や、当時の様子を再現した模型などを見ることができ、世界中からナポレオンファンが訪れています。

日本語でのオーディオガイドもあります。

Informations

住所Rue Saint-Charles, 20000 Ajaccio
営業時間10:00 − 12:30、13:15 − 17:30 
定休日月曜日
料金大人7€
アクセシビリティ身体が不自由な方は入場できません。
(1階の一部と特別展示は見学できます)
公式サイトhttps://musees-nationauxmalmaison.fr/

ノートルダム・ド・アソンプション大聖堂

ナポレオンが洗礼を受けたアジャクシオの街に佇む大聖堂です。

ジェノヴァ時代の1577年に建設が始まり、1593年に完成した大聖堂。歴史的建造物にも登録されており、入口のファサードがバロック様式の特徴を醸し出しています。

Informations

住所Rue Forcioli Conti, 20000 Ajaccio
営業時間07:30 − 19:00 
定休日なし ※不定休あり

人気のバカンス先「美の島」コルシカ島

イタリア半島の西、サルデーニャ島の北に浮かぶフランス領のこの島は、全長1000kmにわたる海岸線にはターコイズブルーの海に囲まれた白砂、小さな入江が点在し、変化に富んだ風景が訪れる人々を虜にしてやみません。

沿岸部、および山岳部には、手つかずの自然が今もそのまま残されており、「フランスの秘境」として私たちの心を惹きつけています。

また、コルシカ島は、古代ギリシアの時代には「最も美しい」を意味する「Kallisté」と呼ばれており、現在は「イル・ド・ボーテ(Ile de Beauté=美の島)」の別称が与えられ、豊かな自然と美しい風景で、訪れる人を魅了し続けています。

コルシカ島のアート「コルシカン・ポリフォニー」

「コルシカン・ポリフォニー」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

コルシカ島の民族音楽です。

民族音楽

日本でも住んでいる地方によって関西弁や東北弁などの方言がありますよね。

フランスでも同じように、北フランスから、南フランスまで、様々な方言があります。一番南に位置してるコルシカ島も、様々な歴史上の出来事によって、特色のある言語が生み出されました。

いずれも楽譜もなく、1 人 1 人が異なるメロディを歌い分け、即興で和音を奏でるコルシカの伝統音楽は、ユネスコの無形文化遺産にも選ばれています。

牧羊社会であるコルシカ島では、みんなが古くから声を掛け合う習慣があり、それらと 11 世紀からのピサ共和国統治下で導入された聖歌や賛美歌があわさって、さまざまな形態の歌謡や合唱が形成されてきました。

最後に

時間の流れも、目に飛び込んでくる色彩も、そして人々の笑顔も、フランス本土とはどこか趣きが違う、特殊な地でありながら、フランス史上最も重要な人物ナポレオンの故郷でもある興味深い場所。

フランスの秘境、美の島とも呼ばれているコルシカ島、今年のバカンス先にいかがでしょうか。


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